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大般若会

2024年4月27日
大洞山雲林寺の大般若会

大般若会は、総勢約15名の僧侶による転読が迫力満点です。

4月27日午前11時~

大般若会(だいはんにゃえ)は、日本では奈良時代から始まり、主に国の繁栄や除災招福を祈願して大般若経六百巻を読誦(どくじゅ)して行われる法会です。

大般若会の由来

大般若会は、大部の経典です。お経を一巻ごとバラバラと翻ひるがえして読む仕方で行われます。これを転読(てんどく)といいます。

大宝3年3月10日(703)に、藤原京の四大寺であった大安寺・薬師寺・元興寺・興福寺で修したのが記録として残る最古の例です。天平9年(737)に疫病が広まり、庶民が苦しんだので、大安寺で勅会(ちょくえ)として修行されたのが、恒例行事となったといいます。

中世には諸宗に広まり、祈祷行事として盛んに行われています。勇壮な声を上げて諸魔の降伏と、諸縁成就を祈念して読み、御札を授与します。