川原湯不動明王｜初不動
毎月28日は「不動明王の縁日」です。
年が明けた一番初めの28日、1月28日は『初不動』と呼ばれており最もご利益があると言われています。
本日は川原湯不動堂の初不動がございました。
川原湯不動堂は道の駅 「八ッ場ふるさと館」の近くにあり、断崖にある不動の滝が絶景であるため、人気のスポットです。
本日は川原湯不動堂の不動明王をご紹介したいと思います。
不動明王は「お不動さま」と呼ばれ、親しまれていおります。
お不動さまが左手に持する羂索（けんさく）と呼ばれる武器は、私たちが邪な煩悩 に惑わされ悪い方向へ向かいそうな時、その身を縛り上げても、正しい道へと導く役割を担っています。
後ろに火焔（かえん）を背負っています。私達が持っている煩悩を焼き尽くすためであると言われております。私たちは人間として生まれてきた以上、次々と欲望が湧いてきます。その欲望（煩悩）を焼き清める為のものです。
お不動さまが右手に持っている剣は「利剣（りけん）」と呼ばれるもので、物を切るための剣ではありません。人々の《迷いや煩悩》を切り離し滅する為に“剣”を振るい、悟りの境地に導くための《智慧》を授けてくださるのです。
不動明王は怒った表情をしていますが、実は私たち人間の煩悩を断ち切るように導いてくれる慈悲深い仏様です。人々を常に見ていることを表現しているのです。
こんな「お不動様」が身近にいれば、心強いですね。
この川原湯不動堂は人気があるため、観光客が多く昨年、鰐口（わにぐち）が壊れてしまったようです。
今年の初不動では修復し、最強の鰐口となっておりました。
川原湯・川原畑地区の皆様、そして観光で訪れる皆様が不動明王のご加護を得られるよう、心より祈祷させて頂きました。
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