
精進(しょうじん)とは|坐禅

目的をもたず、ただひたすらに坐ることを、禅宗では 只管打坐(しかんたざ)といいます。
坐禅をするその姿こそが 仏の現れ であると考えられているのです。
坐禅は効果を期待して行うものではありませんが、さまざまなメリットがあるのもまた事実です。
坐禅は有名アスリートにとって身体のトレーニングと同じくらい重要なようです。
38歳でも尚、テニス界で現役のジョコビッチは、坐禅を身体のトレーニングと同様に取り入れ、
疑い、恐れ、不安、怒りといったネガティブな感情に対して客観的になり、感情にとらわることがなくなったようです。
ジョコビッチは、テニスのプレーでミスをしてしまっても、坐禅の訓練によって、ネガティブな考えをあるがままに受け入れることができるようになりました。
こうして、ネガティブな感情をやり過ごして、次のプレーに集中することができるのです。
本日 ご縁のある榛東村の少年サッカーチームの皆様が坐禅体験にお越し頂きました。
普段あまり行く機会がないという、お寺という空間にも親しんでいただき、とても和やかな時間を過ごして頂けました。
スポーツの世界に、 努力は嘘をつかない という格言があります。
努力する ことを 仏教では 精進 しょうじん といいます。
精 という言葉は「雑念をまじえず、それ一筋であること=まじりけのないこと」という意味ですから「目標に向かって、ただ一筋に進んでいくこと」ということになります。
プロの世界で活躍されているアスリートの皆様は、まじりけのない純粋な気持で、疑うこと無く、ただただ努力し、進んでいった結果なのではないのかと、私凡人は思うのです。
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