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世界情勢を憂う新年(戦争体験談話)

弥栄のライトアップ 雲林寺

雲林寺報34号を発行しました。

今号34号は群馬県最初の満蒙開拓青少年義勇軍として1938年に満州に渡った、当山の檀家様である本多嘉義(ともよし)さん(99歳)のお話を特集致しました。

 

本多さんはロシアのウクライナへの軍事侵攻を非難しました。

「馬鹿げた話だ。ロシアの親方(指導者)は何をしているんだか。戦争はしねえほうがいい」

かつての日本が中国を侵略したことと重なってみえたそうです。

私住職は、壮絶な本多様の戦争体験をお聞きし、これは雲林寺報で檀信徒皆様にお伝えしなければ…と思いました。

 

満蒙開拓犠牲者の慰霊祭で「いや~さか~」と弥栄(いや・さか)三唱の音頭をとる本多嘉義さん。

昨年9月25日、長野原町北軽井沢の「群馬満蒙拓魂之塔」での貴重な写真です。

「戦争だけはしたくない。殺しっこだもん。せっかくもらった命をとったり、やったりするなんて」

 

「満州でもシベリアでもいい人に出会った。どこの国の人でも人間はみな同じ。仲良くすることほどいいことはない」

是非、この記事を皆様にお読み頂きたいと願うばかりです。

「いや~さか~」と弥栄(いや・さか)=繁栄を誓い叫ぶこと!

 

2023年1月3日の光文字は弥栄(いや・さか)

弥栄のライトアップ 雲林寺

本日のメッセージライトアップは「弥栄

実は今朝、本多嘉義さんよりお電話を頂きました。

お元気なお声で、

「雲林寺の新聞記事に取り上げて頂き嬉しい」

当山雲林寺こそ、本多様のような檀家様の貴重な経験のお話を頂けて嬉しい限りです。

寺報

 

 

 

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