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お釈迦様が出家されたきっかけ|四苦八苦|万人共通の苦しみ

四苦八苦 雲林寺

お釈迦が2500年以上前に説かれた「教え」は今でも継承されており、その「教え」が人々を支え、2500年以上確かに伝えてられてきました。

人間の苦しみの根本的な原因は、今現在も2500年以上昔も、それほど変わってはいないからでしょう。

お釈迦様が出家されたきっかけは、老い、病、死といった人を苦しめるものからの解放を探し求めたことにあります。

生……生まれる場所や環境は自分で選べない苦しみ。
老……必ず年をとり、気力や体力が衰退し、自由が利かなくなる苦しみ。
病……病による苦痛を感じる苦しみ。
死……死ぬことへの恐怖や不安、苦しみ。

また、日常的に経験することの多い四つの苦しみが加わったものは四苦八苦と呼ばれています。これは悩みや苦しみを感じることを意味する言葉「四苦八苦」の語源となっています。

愛別離苦(あいべつりく)……愛する人と別離する苦しみ。
怨憎会苦(おんぞうえく)……嫌な相手と会うことが避けられない苦しみ。
求不得苦(ぐふとくく)………望むものが得られない苦しみ。
五蘊盛苦(ごうんじょうく)…肉体と精神が思うようにならない苦しみ。

いつの時代、どこの国でも、すべての人が経験する、8つの苦しみを教えられているのです。

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