
健康お茶のみ教室

1500年程前、当時日本を統治し、社会を形成したとされるのは 聖徳太子 でした。
仏教に精通された聖徳太子の時代の 寺の役目 は、役場のような役割、教育機関、文化の拠点でした。
残念ながら今のお寺と言えば法要、葬儀、お墓の管理が主とされています。
雲林寺では月2回、講師をお招きし、「健康お茶のみ教室」を開催しております。
健康 であることは、時代を問わず、生きる上で最も大切な人としてのあり方 を示しているといえます。
心と身体(カラダ)、そして人とのつながりという3つの要素がすべて満たされていること、この状態が本当の健やかさではないでしょうか。
心と身体(カラダ)、そして人とのつながりに向き合う時間を定期的に持つことはとても大切なことです。
心と身体(カラダ)、すなわち 自分自身 と静かに向き合いたい時、坐禅 を行うことをおすすめします。
坐禅はお寺に来れなくても、自宅でできます。
読売ジャイアンツの名選手として鳴らし、現役引退後は先日お亡くなりなられた長嶋茂雄選手を率いて読売ジャイアンツのリーグ9連覇を成し遂げた伝説の名監督 川上哲治さん(1920~2013)
「ボールが止まって見える」
と豪語した打撃の神様 川上哲治さんは現役引退後に「禅」と出合い、禅語をかみしめながら野球道を切り開きました。
「巨人軍での仕事はなかなか忙しくて、坐禅を組むのもままならない。だから自分はトイレのなかで坐禅をした」そうです。
戦国時代の武田信玄(たけだしんげん)は 厠(かわや・現在のトイレ)の中で戦略を考えたという逸話も残っているくらいなので、きっと落ち着く良い空間なのかもしれません。
お忙しい方はトイレの2~3分、ちょっと姿勢を正して呼吸を調えて坐ってみるのもいいのかと思います。
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