
健康な体で長く生きる|貝瀬薬師堂

いつまでも元気で長生きしたい それは誰もの願いです。
寿命をただ伸ばすのではなく、いかに健康に生活できる期間を長く伸ばすかが大切です。
健康な体で長く生きること は 薬師如来(やくしにょらい) のご利益の一つです。
薬師如来は、 薬の師 と書いて やくし と読みます。
サンスクリット語(古代インド語)で バーイシャジヤグル
バーイシャジヤ は 医薬、医療、
グル は 指導者
つまり、医療の指導者 となります。
昔は病院が無かったため、病気になると、薬師如来に
「どうか、病気を治してください」
と祈る人がたくさんいました。
最近では医学の発達に伴い、通院するのみとなり、特に都市部では、薬師如来に祈る人はほとんどいなくなったように思います。
年を取れば、体が弱ってだんだん病気がちになり、一時的に病気が治ったとしても、死を先送りしただけで、根本的な解決にはなりません。
薬師如来に祈る=仏教の教えに寄り添う ことが大切なのではないかと思います。
仏教では 人が生きるということは 必ず苦しみが伴う 一切皆苦(いっさいかいく)と断言しております。
諸行無常 一切の存在は、常に変転していて一瞬たりとも同じ状態にとどまってはいない
諸法無我 全てのものは因縁によって生じたものであって実体性がない |
無常なるものを常であるかのように錯覚し、無我なるものを有我と錯覚することで、人間の心に 執着 が生まれます。
なぜ、人生が 一切皆苦(いっさいかいく)であるかの原因はその 執着の心 なのです。
無常 と 無我 という実体がわかれば、名誉も財産も愛も肉体も健康も、そして命すらも、
すべて同じ 無常 であり、無我 であることが分かります。
真実の道理を知り心を豊にする 仏の教え に寄り添って頂ければと思います。
毎年5月15日、長野原町貝瀬(かいぜ)地区薬師堂供養祭があり、地元の人々により薬師如来をお祀りします。
JR長野原草津口駅より国道292号沿い、中之条町六合地区へ向かう途中に貝瀬薬師堂はあります。
是非、お立ち寄り下さい。
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