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諸行無常|あらゆる物事は移り変わる|「今でしょ」の流行語から

雲林寺0279-82-2201 群馬県吾妻郡長野原町長野原73

日本は季節の変化に富み、また自然災害が多い国ですので、「物事は常に移り変わっている」という感覚が、他の国の方々よりも身についているのではないでしょうか。

「あらゆる物事は移り変わる」

楽しくて幸せな時間はいつか終わること、美しい花が枯れること、大切な人が亡くなること、

生あるものは、いつか必ず滅びます。花の美しさはずっとは続きません。いつか枯れてしまから、、その時を美しいと感じるのです。

諸行無常永久不変のものはこの世にない

お釈迦様は「いつかは尽きる命だからこそ、この瞬間を大切に生きていきましょう」と説いております。

でしょ」

10年前の流行語です。

この言葉には「やるべきことがわかったんでしょ?それならいつ走り出すの?しかないでしょ!」という想いが凝縮されているそうです。人生が永遠に続くものと錯覚して、漫然と時を過ごしてしまいがちですが 今 という瞬間を無駄にしてはいけまんよ。というメッセージなのでしょう。

「いつまでもあると思うな親と金」

親が亡くなってから、「こんなことならもっと孝行しておけばよかった」と嘆いていも遅いのです。

仏教の出発点は、「一切皆苦(人生は思い通りにならない)」と知ることから始まります。

住職、あんまり不吉な事言わないで下さい!と皆様から言われそうですが、思い通りにならない原因は、「諸行無常」にあると考えると解決に繋がるかと思います。

人間は生まれても、やがてい、にあい、ぬことに苦悩します。それが避けられないのに、不を願います。あり得ないことを願うために苦が伴うのです。だから、無常である人間の生存は一切皆苦です。

逆もまたあり、幸福を感じるものの、その幸福が永遠に続くことに執着して苦を招き、あげく無常の世の常で幸福はいずれ終わりを迎えます。

諸行無常「永久不変のものはこの世にない」

物事は変化するもの ということを受け入れることで、次々に起きる出来事に対して、気持に余裕ができ、柔軟に対応できるのではないでしょうか。

皆様に  (この一瞬)を大切にして頂けたらと願います。

一切皆苦(人生は思い通りにならない)

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