
警策(きょうさく)

坐禅の時、お坊さんが手に持っている木の棒を 警策(きょうさく)といいます。
警覚策励(けいかくさくれい)を略して 警策(きょうさく)といい、
警覚(けいかく)は注意や警告という意味で、策励(さくれい)は励ますといった意味があります。
そして警策は 文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の手の代わり ともいわれています。
「三人寄れば文殊(もんじゅ)の知恵」の文殊菩薩(もんじゅぼさつ)です。
3人の人が集まれば、文殊菩薩のような 知恵 が生まれる。
文殊菩薩は、仏教において知恵と智慧の象徴とされています。
坐禅をする場所である禅堂は文殊菩薩が本尊様です。
1回の坐禅の時間は 一炷香(いっちゅうこう)といい、1本の線香が燃え尽きるまでの時間の長さ、約40分といわれております。
雲林寺の体験坐禅では、約20分からはじめさせて頂いております。
ですので、よっぽどお疲れで無い限り、修行中の雲水のように眠気に襲われることはないかと思います。※雲水とは修行僧の呼称
必ず 警策(きょうさく)を体験して頂きますが、警覚(けいかく)よりむしろ 策励(さくれい)の気持で 合掌および一礼して打たせて頂いてます。
坐禅に興味のある方は是非ご連絡下さい。 団体様も可能です。
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