
写経&坐禅体験

西吾妻郡の3か町村(長野原町・草津町・東吾妻町)の連携講座、で「坐禅と写経体験」がございました。
写経とは、お経を書き写すことにより お釈迦様の教えを学ぶ 修行のことです。
コピーも写真もない時代、世の中に伝え残すためには一字一字書き写す必要がありました。
これから先もお釈迦様の教えが正しく伝わるように、一字一字、心をこめて丁寧に書き写しました。
お経は長く難しい漢字が並んでいます。
筆で書いていくことは簡単なことではありませんが、心をこめて、丁寧に書き写すと、時間はあっという間に流れ、書き終えることができます。
写経用紙を見ると最後の方に、願意(お願い事)を書く欄があります。「為」とある所です。
写経には、ただ経文を書き写すだけでなく、そこに自分の願いを込めるという意味もあります。
お釈迦様は菩提樹の下で坐禅を組み続け、35歳の時に悟りを開かれました。
坐禅を通して深い瞑想状態に入り、心の内面と向き合うことで、世の真理を見出したとされています。
坐禅の真髄は、 目的を持たないこと にあるとされています。
安定や幸福を得ることを目的とする瞑想とは異なり、坐禅そのものを行うことが坐禅の本当の目的 だと考えられています。
坐禅をすることそのものが、そのまま悟りである。と曹洞宗の開祖 道元禅師は説かれております。
坐禅も写経も共通しているのは どちらもご自身と向き合い、心を落ち着ける修行であることです。
坐禅も写経も、心身を整え、日々の忙しさから離れて自分を見つめ直す良い機会となるでしょう。
この記事へのコメントはありません。