心の若返り 雨安居(うあんご)
5月から6月は全国的に梅雨の時期となります。
雨期を迎えると、植物が育ち、小さな虫たちが活動をし始めます。
約2500年前のお釈迦様の時代より、雨期には、僧侶が出歩き草木や虫たちを踏みつけたりしてはいけないということで、
雨期になると、僧侶達は寺に籠って学問中心の修行に励みました。
この修行を 雨安居(うあんご)と呼び 雨期は心を安んで居する という意味があります。

普段は別々に行動していた僧侶達が、一定期間同じ場所に留まることで、
1,僧侶達が一堂に集まり、教えを共有し、共に修行することで、教団内の結束が高まる
2,外界から完全に遮断された環境で、ひたすら坐禅や教えの学びに集中できる
といった意義もあったようです。
雨安居(うあんご)は、現代において、なかなか難しい修行であるかもしれません。
ネットやSNSが普及した現代では、外界から完全に遮断された環境を作るのは不可能です。
向こうからやってくる情報(間違いなく裏がある)
こちら側から取りに行く情報 (自分に都合のいい情報)
を遮断することは、社会との繋がりを絶つようで、勇気のいることとなるでしょう。

坐禅は 調身(姿勢)・調息(呼吸)・調心(心)の三つの基本を徹底的に調和させる効能があります。

曹洞宗の開祖、道元禅師(どうげんぜんじ)の教えは 只管打坐(しかんたざ)=ごちゃごちゃ言うな。とにかく坐れ!です。
ただ坐ることに集中すると、心の中のごちゃごちゃしたものがリセットされ、今まで頭の周りにまとわりついていた情報を減らすことにより、心が若返り、埋まっていた自分の本当の感覚が顔を出してくるかもしれません。






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