地域でつなぐ、祈りのこころ
雲林寺のある長野原町長野原地区は、7つの常会ごとに分かれており、それぞれで活動が行われています。
それぞれの常会では、お地蔵様や薬師様、観音様をおまつりし、昔より日々の安らぎや無事を願う心が受け継がれています。
第1常会は白馬観音(はくばかんのん)、無病、無事故、冥福を祈る観音様です。

第2常会は瑠璃光薬師如来(るりこうやくしにょらい)、ご利益は、病気平癒、健康長寿、心身安穏、災難除けです。

第3常会は半僧坊(はんそうぼう)、由来の中で半僧坊が航海の危難から禅師を救ったことから、海上安全、厄難を除き、火災を防ぐご利益があります。

第4常会は雲林寺内にあります、不動明王(ふどうみょうおう)、厄除け、災難除け、開運、家内安全、身体健全が中心です。

第5常会は天狗岩神社(てんぐいわじんじゃ)、唯一の神社で、恐らく天狗は、山を守る存在とし、守護や魔除けの信仰だと思われます。

第6常会は貝瀬薬師如来(かいぜやくしにょらい)、ご利益は、病気平癒、健康長寿、心身安穏、災難除けです。

第7常会は地蔵菩薩(じぞうぼさつ)本日供養させて頂いきました。苦しむ人に寄り添い、道を外れないよう導く菩薩として信仰されます。

少子高齢化が進み、これまでのように各常会ごとのお参りですと、人数が少なくなり、少しさみしく感じられるようになってきました。
これからは地域みんなで集まり、分かれていた祈りを一つにすることで、
仏さまへの感謝も、地域のご縁も、いっそう深まっていくのではないかと思っております。
みんなで集まってお参りすることは、にぎやかさのためだけでなく、それぞれがその時の願いに応じて仏さまとのご縁を結べる良さがあります。
体調に不安があり病院や薬に頼ることが多い年には薬師如来様に、
子や孫の健やかな成長を願うならお地蔵様に、
旅の計画がある方は、その道中の無事と心の導きを白馬観音様に願い、
災いを除けて日々の安穏を願うなら半僧坊様に手を合わせることができます。
分けて守ってきたお参りを一つにすることは、簡略にすることではなく、これからの時代にふさわしく、地域の皆さまで支え合いながら祈りを受け継いでいく新たな形になるのではないでしょうか。
さらには、地域の外の方にも気軽にお参りいただける機会を設ければ、より多くの人で手を合わせる場となり、祈りの輪を広げていくことができるのではないでしょうか。






この記事へのコメントはありません。