善をも思わず 悪をも思わず|純粋な魂で物事を見る
人との関わりの中では嫌なことはたくさんあります。
自分の意見に賛成してくれる人は見方、自分の意見を反対する人は敵
感情のまま、何かにつけて私たち人間は白か黒か判断してしまいがちです。
白黒つけていると、反対だけど部分的には賛成 といった グレーゾーン に属する事実が見えなくなってしまいます。
そして、白黒を極端につけると、人間関係も自分の心も荒れてしまいがちです。
善をも思わず 悪をも思わず 良いとも思わず、悪いとも思わず
中国の禅僧、慧能(えのう)638~713 の言葉です。
さまざまな物事を対立させて見ていると、迷いに惑わされ、本来人間が持っている純粋な魂を忘れてしまいます。
私たちは、大人になるまでに過ごした環境や経験から考え方の癖がついてしまって、無意識に色眼鏡で物事を見ていることがあります。
絶対的な正しさなどないのに、自分サイドの考えに固執して、そのせいで苦しんでいるのです。
そして、大切なものを見逃してしまうのです。
善をも思わず 悪をも思わず 善悪の判断をせず、物事をありのままに見なさい
いったん、自分自身を 透明 にし、物事を見てみませんか?
純粋な心で、今ある問題を 外 から見てみましょう。
解決に繋がるかもしれません。
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