仏教にとって意義のある日
仏教では、お釈迦様が入滅された(亡くなられた)2月15日、お釈迦様が誕生された4月8日、お釈迦様が悟りを開いたとされる12月8日を、 三仏忌(さんぶっき) と呼び大切にしています。
お釈迦様が入滅された(亡くなられた)2月15日は涅槃会(ねはんえ)
お釈迦様が誕生された4月8日は灌仏会(かんぶつえ)
お釈迦様が悟りを開かれた12月8日は成道会(じょうどうえ)
とされ、宗派を問わず 三大法会(ほうえ) と称される法会が開かれてます。

お釈迦様が悟りを開いた 成道(じょうどう) という出来事は、時を超えて私たちの心にも静かな灯火をともしてくれます。
この日を迎えるたびに、私自身も 今の自分の生き方を少し立ち止まって見つめ直す そんな大切な機会としています。

お釈迦さまは、王族として豊かに育ちながらも、避けることのできない 老・病・死 の存在に深く向き合い、出家の道に進まれました。
| 人は必ず歳を取り、病気にもなり、やがて寿命がくれば死に至る |
これらの苦しみは、どんな人にも平等に訪れるもので、そこから逃れることはできません。
| 無常(むじょう)すべてのものは移り変わり、永遠ではないことを理解することで、執着を手放す
無我(むが)自分という固定的な実体がないことを知ることで、自己中心的な考えから離れる |
仏教の教えを学ぶことで、苦しみの見方を変え、それに囚われない生き方を身につけることができると考えられています。
12月8日は、仏教の教えが生まれた日であり、仏教にとって大変意義のある日なのです。






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