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坐禅(ざぜん)と瞑想(めいそう)の違い

坐禅 雲林寺 長野原

曹洞宗の教えは、坐禅に始まるともいわれています。

坐禅には、「足が痛くなるのを我慢する修行」、「何も考えないようにする」というイメージをもたれる方もいますが、自分を見つめ直したり、身体を安定させたりする効果もあるのです。

坐禅に似た動作として、「瞑想」があります。

坐禅と瞑想には似ている部分もありますが、大きく異なるのは目的です。

瞑想は、安定や幸福を目的としているのに対し、坐禅には目的がありません。

坐禅を行うことが、坐禅の本当の目的といえます。

坐禅体験

坐禅 雲林寺 長野原

瞑想とは、目を完全に閉じ、姿勢を正して、心を何かに集中させることを意味しています。

瞑想を行うことで集中力を高めたり、睡眠の質を上げたりすることが可能です。また、ストレスを軽減させて、精神を安定させるという効果も期待できるようです。

坐禅についても、瞑想と同じように正しい姿勢を保ちます。

 

坐禅 雲林寺 長野原

しかし、目に関しては、見開いたり細めたりしない半眼の状態を続ける点が異なるのです。

また、瞑想とは異なり、心の状態は常に  であるようにします。

つまり、自分の存在を捨て去り、自分という物体だけが坐っている という感覚が求められるのです。

本日は13時より坐禅会がございました。

皆様、全くの初めての坐禅で、とても緊張されておりましたが、綺麗な坐相(坐禅行う姿形)でした。

禅宗って? 雲林寺は何宗?

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