お盆は亡き人の里帰り|キュウリの馬|ナスの牛|餓鬼飯(がきめし)
お盆の時期になると、キュウリやナスに足を生やした不思議な置物を見かけたことはありませんか?
キュウリは馬、ナスは牛をかたどったもので、どちらもご先祖様の送り迎えをするための乗り物となる動物を表したものです。
お盆は、亡き人の里帰り
里帰りするときに乗るための動物が キュウリの馬(精霊馬)とナスの牛(精霊牛)です。

こちらに来るときは馬で早く帰ってきてほしい、あの世に戻るときは牛でゆっくり戻ってほしい、
そして、少しでも長い時間を亡き人と過ごしたい、という願いが込められています。

ご飯に五色旗が立ててあるのを餓鬼飯(がきめし)といいます。

写真の様に旗の下にはご飯が盛られています。
餓鬼(がき)とは飢えと渇きに苦しみ続ける霊で、生前に強い欲に支配された者達が堕ちる世界といわれています。

餓鬼(がき)は私達の先祖や亡き親族のように供養してくれる人が誰ひとりおりません。
餓鬼は、五色の旗を見て集まり、旗の下にあるご飯を食べようとしますが、口に持って行くとご飯が燃えてご飯を食べることができません。
仏教の教えの説くところの六道の一つ、餓鬼道を描いた絵巻(東京国立博物館蔵)
僧侶が読む甘露門(かんろもん)というお経の功徳によって、その炎が消え餓鬼はご飯を食べることができるようになります。

施食会(せじきえ)は、餓鬼(がき)に施しをする大事な儀式です。
餓鬼を供養することは、その供養の功徳をご先祖さまに回向し、ご先祖さまを供養をすることになりますし、
私たちの心の中に住むむさぼりの心(強い欲への支配)を戒めることにもなります。
施食会(せじきえ)は 目に見えない餓鬼を施すこと、そして布施行の大切さを教えています。
お盆に飾る旗(はた)の意味






この記事へのコメントはありません。